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マイクロニードルパッチとはどんな化粧品?
マイクロニードルパッチとは目に見えないほどの微細な針(ニードル)をシートにびっしり敷き詰め、肌に密着する粘着シートと貼り合わせた化粧品です。マイクロニードルパッチの針(ニードル)が角質層を押し広げ、角層最深部まで入っていきます。針(ニードル)は主成分のヒアルロン酸*と、その他の美容成分で構成されています。そのため、角層最深部に届いた針(ニードル)はそのほとんどが、水に溶けやすい性質のヒアルロン酸でできており、角層内の水分に徐々に溶け出し、じっくり5時間以上かけて、角質層に美容成分をチャージし続けます。また角質層を押し広げて美容成分を浸透させるため、マイクロニードルパッチで高分子と呼ばれる分子量の大きな美容成分を浸透させることができます。*保湿成分

エイジングケアにマイクロニードルパッチがおすすめの訳
エイジングサインが現れる原因のひとつに、バリア機能の低下があります。私達の肌が有するバリア機能は、肌内部*に蓄えられている水分の蒸発を防いだり、外部刺激から肌内部を守ったりする役割を果たしています。そのため、正常に働かなくなると、慢性的に乾燥した状態になり、エイジングを加速させてしまうのです。ヒアルロン酸は皮膚のうるおいを保つために必要な保湿成分で、体内で生成することができます。しかし、体内のヒアルロン酸の保有量は20代後半から減り始め、40代後半を過ぎると減少量が増していきます。70代の大人の皮膚に含まれるヒアルロン酸の保有量は、赤ちゃんのわずか5分の1とも言われています。ある程度の年齢に達したら、意識的に、不足しているヒアルロン酸を補うことをおすすめします。では、どうやって補うのがよいでしょうか。化粧品、サプリメント、ドリンクや美容注射など、さまざまな方法がありますが、角質層のバリア機能低下を防ぐ目的であれば、やはり経皮吸収に優れた方法が望ましいでしょう。化粧品であれば浸透型のヒアルロン酸やナノ処理されたヒアルロン酸など、分子量を小さくしたヒアルロン酸が配合された商品を選ぶのが、これまでの常識でした。マイクロニードルパッチなら、高分子であるヒアルロン酸をそのまま、角層最深部のすみずみまでチャージすることが可能です。分子量の小さいヒアルロン酸でできたマイクロニードルパッチでもよいのですが、分子量が大きければ、大きいほど、キープできる水分量が多くなるため、より保水力の高いヒアルロン酸であると言えます。そのため、うるおいに満ちた角質層の状態をより長くキープすることが期待できます。
マイクロニードルパッチはこんな方におすすめ
年齢を重ねるとともに、エイジングサインが増えるものです。目尻や口元の乾燥による小ジワ、うるおい不足によるハリ・弾力のない頬、目元のくすみなどのエイジングサインが出る前に、スキンケア習慣を見直してみませんか。いつものお手入れでは、肌が乾燥すると感じたら、うるおいを保つ力が不足しているかもしれません。年齢に応じたスキンケアでうるおいをキープできる肌を目指すことは、美肌維持への第一歩です。
忙しいけど、スキンケアに手は抜きたくない・・・
育児や家事、仕事などに追われて、じっくりスキンケアをする時間がとれないと、ついお手入れが手抜きになってしまいます。エステや美容施術を受けたい、通い続けたいけれど、そんな時間もお金もない、と肌のお手入れを諦めている方に、オーバーナイトケアをおすすめします。マイクロニードルパッチは寝る前に貼ってスキンケアできるので、寝ている時間を有効活用できます。さらにマイクロニードルパッチは1回で、たくさんのヒアルロン酸を高分子サイズで角質層にチャージできるので、週に1、2回とお手入れ頻度が少ないものポイントです。忙しい方にとって最適なお手入れ方法と言えます。
うるおい不足から発生する肌悩みが出る前に予防したい・・・
マイクロニードルパッチは、年齢とともに減少するヒアルロン酸を、角層最深部のすみずみまでダイレクトにチャージできます。必要な量のヒアルロン酸を補う事で、うるおいがある肌をキープすることができます。うるおい不足もエイジングサインを引き起こす原因のひとつです。肌に必要なヒアルロン酸の量を保つ事で、美しい肌を維持し続けましょう。
マイクロニードルパッチによるお手入れ頻度は?
マイクロニードルパッチは角質層を一時的に押し広げ、ヒアルロン酸*と美容成分を角層最深部のすみずみまで高濃度でチャージします。通常の化粧品では補えない量を1回でチャージすることができるため、週1、2回程度の使用で十分です。マイクロニードルパッチを使用すると、角質層が破ける、穴があく、といった事はありませんが、角層を押し広げて針(ニードル)が侵入するため、何もしない状態と比べると少なからず負担はあります。毎日使うことは避け、スペシャルケアとして、お手入れに取り入れて頂く事がおすすめです。
また、通常は週1、2回がおすすめですが、季節の変わり目で肌が敏感になっている時や、疲れがたまって肌の不調を感じる時は、2週間に1回にするなど、ご自身の肌の様子を見ながら、使用頻度を調整することをおすすめします。
※美容施術後のダウンタイム中、日焼け後や肌荒れなど、肌が正常な状態でない時は、ご使用をお控えください。
※完治していないニキビ、傷などがある部分への使用はお辞めください。*保湿成分
マイクロニードルパッチの使い方
マイクロニードルパッチを使用するタイミング
マイクロニードルパッチは肌に貼ると、角質層内の水分と混ざりながら、角質層のずみずみまで浸透していきます。じっくり、ゆっくりと5時間以上かけて、角質層に浸透するため、就寝前に貼って、翌朝に剥がすのがおすすめです。5時間以上、貼っておける時にご使用いただいてもよいのですが、目元や口元に貼る場合、起きている間は、瞬きで目を動かしたり、食事やおしゃべりで口元を動かしてしまうため、マイクロニードルパッチが剥がれやすくなる事があります。



マイクロニードルパッチを貼る前に
マイクロニードルパッチを使う前に、肌と手を清潔な状態にしましょう。マイクロニードルパッチは5時間以上、肌に貼っておく美容方法であるため、肌に汚れが残っていると、汚れまでパックしてしまうことになります。マイクロニードルパッチは、そのほとんどがヒアルロン酸でできているため、角層内の水分と混ざりやすく、油となじまない性質があります。メイクには油分が含まれているものが多くありますので、きっちり落としてクリアな肌に使用すようにしましょう。また皮脂も油分であるため、過剰な皮脂は洗顔で落とすことがおすすめです。
続いて、清潔な肌に、いつもよりたっぷりと化粧水をなじませてください。必ず化粧水が肌になじんだ後にマイクロニードルパッチを貼ってください。角質層に化粧水がなじみきらず、肌の表面に残っているところにマイクロニードルパッチを貼ると、肌の表面でマイクロニードルパッチの針(ニードル)が溶け始めてしまうため、効果が十分に得られません。マイクロニードルパッチを手に取る前に、汚れや油がついていない、清潔な手で使用しましょう。
マイクロニードルパッチを貼る部分の注意点
気になる部分(目元、目尻、口元など)をカバーできるよう、一度で貼るように心がけてください。マイクロニードルパッチは、針(ニードル)が敷詰められたシートと肌に付着させるための粘着シートを貼り合わせて作られています。何度も貼り直すと、この粘着シートの粘着力が低下し、剥がれやすくなる恐れがあります。5時間以上、しっかりと肌にマイクロニードルパッチを密着させるために、狙った場所を外さないよう、鏡で貼る位置を確認しながら貼りましょう。貼った後は、マイクロニードルパッチを上から軽く指の腹で押し、しっかりと肌にマイクロニードルパッチを密着させてください。

マイクロニードルパッチを貼っていない部分のお手入れ
マイクロニードルパッチを貼った部分以外は、化粧水後にご使用の、いつものスキンケアを行っていただけます。美容液やクリームなど、油分が多い化粧品は、マイクロニードルパッチを貼った部分を避け、マイクロニードルパッチに油分が付着しないよう、塗布してください。
マイクロニードルパッチを剥がす
マイクロニードルパッチを貼ったまま、就寝します。翌朝、ゆっくりとマイクロニードルパッチを剥がしてください。その後いつも通り、洗顔やスキンケアを行ってください。
NISSHA製のマイクロニードルパッチは針(ニードル)がヒアルロン酸でできた土台の上に配置されているため、針(ニードル)部分は角質層に侵入し、土台部分はパックのような状態となり肌表面を覆います。針(ニードル)が5時間以上かけて角質層に浸透した後も、ヒアルロン酸でできたパックが肌を覆い、二重でうるおいを閉じ込めます。土台部分がヒアルロン酸でできているため、翌朝マイクロニードルパッチを剥がすと、剥がした部分にヒアルロン酸パックが残っていることがあります。針(ニードル)は角質層にしっかり浸透していますので、ご安心くさい。
まとめ
マイクロニードルパッチは、忙しい現代人にとって、ヒアルロン酸を肌に補う画期的な方法としてご紹介しました。肌のヒアルロン酸が枯渇し、慢性的な乾燥肌となると小ジワが目立つ原因となります。ヒアルロン酸のチャージ方法として、時間がない時はマイクロニードルパッチ、お手入れに時間をかけられる時、自分へのご褒美としてリラックスしたい時は美顔器、今すぐ効果を得たい時は美容注射など、自分の生活スタイルに合ったお手入れ方法をとりいれてください。