美容情報 #12

目の下クマに必見!マイクロニードルパッチの効果

  • #マイクロニードル
  • #目元のお手入れ

最終更新日:2023年3月30日

  • ライター

    Kana

    • CERTIFICATION 資格

      コスメコンシェルジュ・コスメライター

顔の印象に大きな影響を与える目の下のクマ。原因や効果的なクマの改善方法が分からず、悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
目の下のクマの種類別に原因と効果的な改善方法をお伝えします。またクマ対策におすすめしたいアイテムとしてマイクロニードルパッチについても詳しくご紹介。ご自身に合ったクマ対策をはじめてみませんか?

目の下の“クマ”の種類と原因

1.青クマ対策は、血行不良から

青クマは目の周りの血流が滞り、目の下の薄い皮膚を通して青黒く見える状態です。原因は血行不良のほか、睡眠不足やストレス、眼精疲労など。目元を引っ張ると薄くなったり、日によって状態が異なるのが特徴です。

2.茶クマ対策は、色素沈着から

茶クマは目の下のシミや色素沈着によって茶色に見える状態です。原因は、クレンジングで目元をこすって色素沈着が起きたり、その刺激でメラニンを含む角質が蓄積することなど。この茶クマは何をしても薄くならないのが見分ける際の特徴です。

3.黒クマ対策は、たるみから

黒クマはまぶたのたるみの影で黒く見える状態です。むくむとさらに目立ちます。原因は、乾燥や加齢によって目元のハリや弾力が低下し、たるみ、くすみ、小ジワが出来ること。黒クマは上を向くと薄くなるのが特徴です。

スキンケアで出来るクマ対策で目の下をケア

クマの対策にはマッサージ、運動、睡眠不足の解消など、様々な方法があります。今回はスキンケアで出来るクマの対策をご紹介します。

青クマ対策のスキンケア:血行促進

青クマの解消には、血の巡りを良くすることが必要です。そのため、スキンケアには血行促進効果のある成分配合のアイテムを選びましょう

具体的な成分を3つご紹介します。

・酢酸DL-α-トコフェロール

ビタミンE(トコフェロール)を安定化させ、肌に浸透しやすくした成分です。ビタミンEは抗酸化作用が特徴で、エイジングケアとして取り入れられることが多い成分。一方で、末梢血管を拡張して血液循環を良くするはたらきもあるため、血色を良くしたり、くすみや青クマを改善する効果が期待できます。

・バニリルブチル

カプサイシンと似た構造をもつ血行促進に効果のある成分。バニラビーンズから得られますが、合成でも作ることができます。

・グリコシルヘスペリジン

ミカンの皮から得られる「ヘスペリジン(ビタミンP)」を水溶化した誘導体。血流改善、冷え・くすみ軽減作用があります。

目元は非常にデリケート。血行を促進する成分は刺激になる場合もあるので、使用時は注意しましょう。この後ご紹介する保湿ケアを十分に行いながら、化粧品以外での血行促進ケアも取り入れてみてください。

茶クマ対策のスキンケア:美白ケアとクレンジングの見直し

茶クマの主な原因はメラニンの沈着によるもの。対策には美白ケアが有効です

美白成分のはたらきは大きく3つ。「メラニンの生成を抑える」、「生成されたメラニンを分解し還元する」、「メラニンを排出する」というものです。

それぞれの働きに特化した成分を組み合わせ、スキンケアに取り入れるのがポイントです。具体的にどのような成分があるのかを見てみましょう。

美白に有効な成分の働きと具体的な成分

・メラニンの生成を抑える

カモミラET:ハーブのカモミールに含まれる成分。メラニン生成を促す情報伝達物質を抑制する働きがあります。

アルブチン:コケモモの葉などに含まれる成分。メラニンをつくるために必要な酵素「チロシナーゼ」にはたらき、メラニンの生成を抑えます。

・メラニンを分解し還元する

ビタミンC誘導体:ビタミンCに別の物質を結合して安定性を高め、化粧品での効果を発揮しやすくしたもの。メラニン自体を分解して淡色化します。

・メラニンを排出する

プラセンタエキス:「プラセンタ」とは英語で「胎盤」を意味します。肌の代謝を高めることでメラニンの排出を促進し、シミ・ソバカス・色素沈着を防ぐ効果があります。保湿効果もあるので、ハリや弾力アップ、乾燥ケアなど、幅広く使うことができます。

また、茶クマが発生する原因には、摩擦など刺激の蓄積もあります。アイメイクのクレンジングで必要以上に目の周りを刺激していませんか?茶クマを予防するには、アイメイククレンジングをできるだけ優しく行うことが大切です。ポイントは、使用するメイクアイテムの特性によって、適切なクレンジングを選ぶこと。お湯落ちタイプのメイクアイテムには、ミルクやジェルタイプなど洗浄力がマイルドなクレンジングを使用しましょう。一方で、ウォータープルーフタイプのアイメイクの場合は、オイル系のクレンジングを使用し、優しく落とすのがポイントです。茶クマの解消には時間がかかります。刺激を減らしたケアを継続しましょう。

黒クマ対策のスキンケア:保湿

肌にハリや弾力を与え、美肌の源になっているのは、肌の土台の真皮にあるヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンです。年齢を重ねるとともに、これらの成分の産生力が低下することや、紫外線によるダメージで変性・減少することからたるみ・シワにつながります。このたるみやシワが目元に影をつくることで、黒クマができるのです。

そこで、ハリや弾力のある美肌をキープするために、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、保湿効果の高い成分を含んだ化粧品を毎日のスキンケアに取り入れることが大切です。

特にヒアルロン酸は、たった1gで2〜6Lの水分を抱え込むことができる保湿成分。微量でも含まれていれば、とろっとしたテクスチャーの化粧品となります。この保水力で肌のうるおいを守り、肌のキメを維持、回復することができますヒアルロン酸で肌に十分な水分を保持させ、その上から乳液などの油分でフタをすることで、乾燥から肌を守りましょう。

また、ヒアルロン酸は高分子なので、肌に塗るとほとんど浸透せず、肌表面にヴェールを作ります。一方で、「加水分解ヒアルロン酸」という分子量を小さくしたものもあります。この加水分解ヒアルロン酸は角層の奥まで浸透しますが、保湿力は低下します。ヒアルロン酸配合のスキンケアアイテムを選ぶ際には、どのようなタイプのヒアルロン酸が配合されているのか、成分を確認してみると良いでしょう

保湿はあらゆる肌トラブルを解決してくれるスキンケアの土台です。保湿ケアを毎日継続し、クマだけでなく、シワやくすみ、肌荒れと行った悩みも解消しましょう。

ヒアルロン酸は注射やサプリメントでも摂取可能

水分保持能力の高いヒアルロン酸は、化粧品として肌に塗るだけでなく、注射で打ったり、サプリメントの経口摂取でも取り入れることができます。それぞれの特徴を見てみましょう。

・ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は美容クリニックで行われる施術。目尻や涙袋など目元だけではなく、額やあご、唇など悩みがある様々な部位に注入することが可能です。効果は約半年〜1年程度。製剤や施術箇所によって効果期間は異なりますが、理想の形をキープするには定期的に通う必要があります。メスを使わず即効性があり、ダウンタイムも少ないことから、初めての美容施術に選ぶ人が多いようです。様々な美容クリニックで施術可能ですので、気になるクリニックをいくつかピックアップし、まずは話を聞いてみると良いでしょう。

・サプリメント

サプリメント
肌はスキンケアだけではなく、食べるものの影響も大きく受けます。食事で毎日ヒアルロン酸を摂るのは難しいので、サプリメントで補いましょう。サプリメントで体の内側から保湿ケアを行うことで、顔だけではなく、全身の潤いを感じられます。

クマ対策にオススメ!マイクロニードルパッチを目の下に貼るだけ

マイクロニードルパッチの貼り方

「スキンケアでクマ対策をしていても、あまり効果を感じられない…」、「ヒアルロン酸注射が気になるけれど、高くて定期的に通うのは難しそう…」そんな人には、自宅で手軽にヒアルロン酸注入ができると言われている、マイクロニードルパッチで目の下をケアするのがおすすめです。

マイクロニードルパッチとは?

マイクロニードルパッチとニードル(針)の拡大図

マイクロニードルパッチとは、目元・口元の悩みを解消するために作られた部分用パックです。マイクロニードルという名前の通り、微細な針がパッチに敷き詰められており、この針はヒアルロン酸などの美容成分で作られています。この微細な針設計によって、ヒアルロン酸などの美容成分が角質層までダイレクトに届き、気になる箇所を集中的に保湿してくれます。
マイクロニードルパッチの使い方は、スキンケア後の寝る前の肌に貼って就寝し翌朝はがすだけ、という簡単なもの。寝ている間に美容成分が角質層に浸透すると、針がなくなっていくという画期的な美容アイテムです。週に一度のスペシャルケアとしてマイクロニードルパッチを活用するのがおすすめです。

マイクロニードルパッチの詳しい記事はこちら

マイクロニードルパッチ「NEEDROP」の特徴や効果

NEEDROP

NISSHA製のマイクロニードルパッチ「NEEDROP」は、針の形状が円錐台形という独自形状が特徴です。貼るときに「折れない」、「痛くない」を追求したこだわりの針(ニードル)形状となっています。また、1cm四方に400本以上という高密度設計なのも、保湿効果を十分に感じたい人には嬉しいポイント。たくさんのヒアルロン酸を含んだ針が、一晩中気になる箇所をケアしてくれます。黒クマに悩む人にチャージしてほしいヒアルロン酸だけでなく、バニリルブチルという青クマに悩む人におすすめの血行促進効果が期待できる成分が含まれているマイクロニードルパッチです。マイクロニードルパッチで美容成分を角層最深部までダイレクトにチャージし、ハリ・潤いのある肌をキープしましょう。

NEEDROPの商品紹介はこちら

マイクロニードルパッチによるお手入れ頻度は?

マイクロニードルパッチは通常の化粧品では補えない量を1回でチャージすることができるため、週1、2回程度の使用で十分ですマイクロニードルパッチは毎日使うことは避け、スペシャルケアとして、お手入れに取り入れて頂く事がおすすめです。
また、通常は週1、2回がおすすめですが、季節の変わり目で肌が敏感になっている時や、疲れがたまって肌の不調を感じる時は、2週間に1回にするなど、ご自身の肌の様子を見ながら、使用頻度を調整することをおすすめします。
※美容施術後のダウンタイム中、日焼け後や肌荒れなど、肌が正常な状態でない時は、ご使用をお控えください。
※完治していないニキビ、傷などがある部分への使用はお辞めください。*保湿成分

マイクロニードルパッチの使い方

マイクロニードルパッチを使用するタイミング

マイクロニードルパッチは肌に貼ると、角質層内の水分と混ざりながら、角質層のずみずみまで浸透していきます。じっくり、ゆっくりと5時間以上かけて、角質層に浸透するため、就寝前に貼って、翌朝に剥がすのがおすすめです。マイクロニードルパッチを目元や口元に貼る場合、起きている間は、瞬きで目を動かしたり、食事やおしゃべりで口元を動かしてしまうため、マイクロニードルパッチが剥がれやすくなる事があります。

針は浸透する様子
針が浸透する様子
針が浸透する様子

マイクロニードルパッチを貼る前に

マイクロニードルパッチを使う前に、肌と手を清潔な状態にしましょう。次いで、いつもよりたっぷりと化粧水をなじませてください。必ず化粧水が肌になじんだ後にマイクロニードルパッチを貼ってください。

マイクロニードルパッチを貼る部分の注意点

鏡で貼る位置を確認しながら、マイクロニードルパッチを気になる部分(目元、目尻、口元など)に貼ります。マイクロニードルパッチは、針(ニードル)が敷詰められたシートと肌に付着させるための粘着シートを貼り合わせて作られています。何度も貼り直すと、この粘着シートの粘着力が低下し、剥がれやすくなる恐れがあります。貼った後は、マイクロニードルパッチを上から軽く指の腹で押し、しっかりと肌に密着させてください。

マイクロニードルパッチを貼っていない部分のお手入れ

マイクロニードルパッチを貼った部分以外は、化粧水後にご使用の、いつものスキンケアを行っていただけます。美容液やクリームなど、油分が多い化粧品は、マイクロニードルパッチを貼った部分を避け、マイクロニードルパッチに油分が付着しないよう、塗布してください。

マイクロニードルパッチを剥がす

マイクロニードルパッチを貼ったまま、就寝します。翌朝、ゆっくりとマイクロニードルパッチを剥がしてください。その後いつも通り、洗顔やスキンケアを行ってください。
剥がした部分にヒアルロン酸の針の土台部分が残っていることがありますが、針(ニードル)は角質層にしっかり浸透していますので、ご安心くさい。

目の下のクマ対策は早すぎる事も、遅すぎる事もありません。今日から取り組める事を習慣にし、自信を持てる目元を目指しましょう!

  • 監修者

    髙木 裕子

    • EDUCATION 学位

      大邱漢医大学 化粧品薬理学部 卒業

    • EXPERIENCE 職歴

      2019年入社
      前職の化粧品メーカーで研究開発、評価研究、商品企画、営業企画を経験。
      NISSHAでは新規事業開発部門 マーケティング部に配属

    • CERTIFICATION 資格

      コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定協会)

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