美容情報 #26

目の下のクマに悩む男性必見!原因と対策をご紹介

  • #目元のお手入れ
  • #メンズスキンケア

最終更新日:2023年7月31日

  • ライター

    Kana

    • CERTIFICATION 資格

      コスメコンシェルジュ・コスメライター

加齢とともに増える目の下のシワやたるみ。実は目の下のクマが目立つ原因でもあります。男性のシワは人生の年輪が刻まれたものとして、かえって好意的に受け止められることも。一方で、目の下のクマやたるみは老化の兆候そのものですので、老けた印象は避けられないでしょう。ですので、ハツラツ感に欠ける、重苦しく見えるなど、マイナスイメージとなる事もあるようです。そのため、目の下のクマやたるみに悩む男性は多いのではないでしょうか。
目の下のクマやたるみは男性の第一印象にも大きな影響を与えます。この記事ではクマの種類や原因、対策を解説します。男性の目の下のクマ対策に役立てていただけると嬉しいです。

男性の目の下のクマやたるみが与える印象に注意

ビジネスシーン

目の下のクマやたるみに悩む男性は決して少なくありません。悩んで美容クリニックを訪れる男性の数は増加傾向にあるのだとか。また年齢の高い人だけではなく、10代後半から目の下にクマが出現することもあります。目の周りの脂肪の多さや、構造による問題で、若くてもクマに悩む男性は多いようです。目の下のクマやたるみがあるだけで不健康、暗いなどの印象を与える事も。営業や接客の仕事をしている方の中には目の下のクマに悩んでいる男性も多いのではないでしょうか。
第一印象を決める要素の一つに目元があげられます。また、目元が顔全体の印象に大きく影響することも。ですので、気になる方は目元の印象改善のためにスキンケアによるお手入れをおすすめします。それでは、男性の目の下悩みの種になりやすい「クマ」の種類や原因について見ていきましょう。

男性の目の下にクマができやすい原因とその種類とは

目元のクマ

年齢を重ねるとともに、目の下のクマやたるみに悩むのは男女共通。特に男性は女性よりも目の周りの脂肪量が多く、皮下組織の奥深くにまで存在します。そのため、たるみによる目の下のクマに悩む男性は多いと言われます。

クマには「青クマ」、「茶クマ」、「黒クマ」、「赤クマ」と4種類あります。それぞれのクマの種類とクマができる原因を見ていきましょう。

青クマ

青クマは目の周りの血管の血流が滞ることで、皮膚の上から静脈が透けたり筋肉が暗く見えてしまう状態。目の周りは頬などと比較して皮膚が薄く、また血流も滞りやすいものです。ですので、一番起こりやすいクマだと言えるでしょう。クマの色の濃さが一日で変わったり、引っ張ると色味が変化するという特徴があります。

主な原因は血行不良。寝不足や疲労、ストレス、眼精疲労、冷えなどが血行不良につながります。長時間パソコンやスマホ作業をする事が多い方は青くマに注意してください。

茶クマ

茶クマは小さなシミの集まりや、摩擦による色素沈着によって目の下が茶色くなっている状態。目の周りは皮膚が薄いため他の部位よりも敏感で、摩擦の影響を受けやすものです。色素沈着による茶クマは色の変化は起きにくく、引っ張っても色は薄くなりません。
また、花粉症やアトピー性皮膚炎があると、目元をかくことで慢性的な炎症が起こります。これにより、炎症後色素沈着としてメラニンが蓄積。炎症が慢性的に続くことで角層が分厚く肥厚し、肌がくすむこともクマ悪化の原因の一つ。また、紫外線対策を怠ると目の周りにシミができやすく、クマの原因にもなります

目元への刺激や紫外線は茶クマとなる色素沈着の原因。日焼け止めを塗る習慣のない男性は要注意。

黒クマ

黒クマは目の下の脂肪と皮膚のたるみによって、影ができてしまう状態。加齢によって眼球を支えている眼球堤靭帯が緩みます。すると、目の下の脂肪が前に押し出され、膨らみ影を作るのです。加齢や紫外線ダメージによる小ジワがあると黒クマは悪化しやすい傾向に。上を向くと薄くなるという特徴があります

皮膚の厚さや眼球と骨の位置関係によって黒クマの現れやすさは変わります。また、乾燥やむくみも黒クマを悪化させる原因になるので気をつけましょう。

赤クマ

赤クマは目の下の脂肪の圧力により、目の周りの筋肉である眼輪筋の色が透けて見える状態目の下の眼窩脂肪を支えている膜が緩むことで脂肪が手前に出てきます。それが目の周りの眼輪筋という筋肉を圧迫することで目の下に赤クマが見られるように。赤クマがある人は目の下がふくらんでいることが多いです
また、毛細血管が開いていることによって、目の下に赤みが出る場合もあります。「赤ら顔」と言われる人が該当するでしょう。特に皮膚の色が白い人は透けて見えやすくなります。
目の下に炎症がある場合も赤クマのように見えますが、これは厳密には赤クマではありません。

目の周りの筋肉をやさしくマッサージしてほぐしてみましょう。ビタミンEの摂取もおすすめです。

男性におすすめ、時短で目の下スッキリ!クマ対策

男性 目元 お手入れ

忙しくても始められる!男性におすすめな目の下のクマ対策をお伝えします。クマはできてしまってから対応しはじめると、改善までに時間がかかることも。予防方法も含めてお伝えしていきますので、ぜひ生活習慣に取り入れてみてください。

日常生活で取り入れたい、手軽な血行促進方法

運動による血行促進

血行不良が原因の青クマ解消には、血行促進のマッサージやツボ押し、スクワットが効果的。

また、目を酷使すると、特に頭の横にある筋肉が緊張してしまいます。目の下のクマや頭痛が起きやすくなりますためケアしましょう。

側頭部から頭頂部にかけてのマッサージ

1)手のひらと指の腹で側頭部から頭頂までを包む

2)頭全体を押したり頭皮を頭頂部に向かって持ち上げる

※ここで頭皮をこすらずに頭皮を動かすのがポイント。目の周りのむくみが取れて頭がスッキリ軽くなります。

デスクワークで疲れた時のマッサージ

鼻の付け根と目頭のくぼんだところや、左右のこめかみ辺りのツボを押す

血流が改善されて効果的です。どこでも手軽にできますので、試してみてください。

日常生活で取り入れたい血行促進方法

在宅ワークで運動量が落ちる日には、スクワットも取り入れましょう。下半身は全身の約7割の血液が集まっているので、血流改善に効果的です。
他にも毎日の入浴時に湯船に浸かることや、ホットタオル・アイマスクを活用して目まわりの冷えや滞りを解消しましょう。また、血流改善が期待できるアボカドやカボチャなどのビタミンEを食事に摂り入れることもおすすめです。一つでも取り入れやすいものから試し、継続することでクマの予防をしていきましょう。

スキンケア時の注意!目の下をこすらない、美白ケアも取り入れる

スキンケア・日焼け止め・紫外線対策

色素沈着が原因の茶クマ対策は目の周りへの刺激を避け、メラニンの蓄積を抑えることが大切。洗顔時はゴシゴシ洗わず、アイクリーム等でしっかりと保湿しましょう。アイクリームにはレチノールやナイアシンアミドなど、美白有効成分を含んだアイテムがおすすめ。
また、日焼け止めを毎日塗ることを習慣にしましょう。紫外線対策は茶クマ対策になるだけでなく、シワやたるみなど他の肌悩みにも非常に有効です。

マイクロニードルパッチで寝ている間に潤いチャージ

マイクロニードルパッチとニードル(針)の拡大図

目の下のたるみが原因となる黒クマ対策は、目元をしっかりと保湿することが大切です。
目元を重点的に保湿する場合に画期的なアイテムとなるのがマイクロニードルパッチ。マイクロニードルパッチは目元や口元の部分用の針状美容液パックです。パッチについている針(ニードル)はヒアルロン酸などの美容成分で作られています。就寝時に、このマイクロニードルパッチを目元にはって寝るだけで使い方は簡単。寝ている間に針部分の保湿成分が角質まで溶け出して浸透します。一晩中かけて目元を集中ケアする先進型スキンケアがマイクロニードルパッチです。
マイクロニードルパッチはさまざまなメーカーから販売されています。配合されている成分や針の数・形状、価格はそれぞれ異なるのでチェックしてください。期待する効果や予算に合わせてマイクロニードルパッチを選ぶことをおすすめします。
使用頻度は週に一度程度。貼っておくだけで乾燥しがちな目元をしっかりケアしてくれるのは嬉しいですよね。スキンケアが習慣でない、毎日お手入れする自信がないと男性にも手軽さが好評です。「マイクロニードルパッチは週に1回でOKなので続けられる!」と評判のようです。ぜひ試してみてください。

手軽に隠したいときはメイクでカバー

男性の目元メイクにコンシーラー

クマのタイプや状態によってはすぐに改善しないこともあります。そんな時は、メイクでカバーして目立たなくさせる方法も。
男性はメイクと聞くとあまり馴染みがなく、抵抗を感じるかもしれません。しかし、現在は男性向けのコンシーラーなども販売されています。コンシーラー選びのポイントはカラー。クマは種類によって色味が異なります。クマに合わせた色補正ができるよう、カバーする色を選びましょう

青クマにはオレンジ、茶クマにはイエロー、黒クマにはベージュやオークル、赤クマにはイエローまたはグリーン系の色味がおすすめです。

セルフケアで改善しないクマやたるみは、クリニックに相談

ここまでは男性でも手軽にできるクマ対策のセルフケア方法をご紹介してきました。しかし、どうしても改善しないクマやたるみはクリニックで相談してみるのもおすすめです。美容医療と聞くと、ダウンタイムが生活に支障がありそうだと考える男性も多いと思います。ですが、ダウンタイムが比較的短いと言われるヒアルロン酸注射やレーザー治療という方法もあります。悩み続けるよりも、専門家に相談をして早めに行動する方が短期間で解決できるかもしれません。選択肢の一つとして検討してみると良いでしょう。

  • 監修者

    髙木 裕子

    • EDUCATION 学位

      大邱漢医大学 化粧品薬理学部 卒業

    • EXPERIENCE 職歴

      2019年入社
      前職の化粧品メーカーで研究開発、評価研究、商品企画、営業企画を経験。
      NISSHAでは新規事業開発部門 マーケティング部に配属

    • CERTIFICATION 資格

      コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定協会)

シェアする